2026年のお正月、伊勢神宮へ初詣に行こうと考えている方も多いのではないでしょうか。

全国屈指の人気を誇る伊勢神宮では、三が日だけで200万人近い参拝者が訪れるため、混雑や渋滞を避けるのは至難の業です。

本記事では、伊勢神宮初詣2026の混雑状況・時間帯別の待ち時間・駐車場情報・交通規制をわかりやすく整理。

さらに、混雑を避けるおすすめの時間帯や、公共交通機関・パーク＆バスライドの活用術、前泊に便利なホテル情報まで詳しく解説します。

2026年の初詣を快適に楽しむための計画づくりに、ぜひお役立てください。

伊勢神宮の初詣2026の基本情報と参拝の流れ
伊勢神宮の初詣2026の参拝者数と混雑予想
伊勢神宮初詣2026の交通情報と駐車場事情
公共交通機関でのアクセスとおすすめルート
混雑を避けて快適に参拝する7つの方法
伊勢神宮周辺の宿泊情報とおすすめホテル
まとめ｜2026年の伊勢神宮初詣を快適に楽しむために

伊勢神宮の初詣2026の基本情報と参拝の流れ

まずは、2026年の伊勢神宮初詣に関する基本情報を整理しておきましょう。

正しい参拝順序や時間、マナーを知っておくことで、より気持ちの良い新年のスタートを迎えられます。

伊勢神宮のお膝元　鳥羽　胡蝶蘭

2026年の参拝日程と時間

伊勢神宮の初詣期間は、例年通り大晦日から三が日を中心に大変多くの参拝客でにぎわいます。

2026年（令和8年）の参拝可能時間は次の通りです。

日付	参拝時間
12月31日（水）	午前5時〜終日
1月1日（木・祝）〜1月4日（日）	終日
1月5日（月）	午前0時〜午後8時
1月6日（火）	午前5時〜午後8時
1月7日（水）以降	午前5時〜午後6時

三が日は24時間参拝が可能なので、深夜や早朝でもお参りできます。

ただし気温が非常に低いため、防寒対策をしっかり行いましょう。

外宮・内宮の正しい参拝順序と意味

伊勢神宮の参拝には、古くから「外宮（げくう）」から「内宮（ないくう）」へという順序があります。

これは「衣食住などの日々の恵み」への感謝を外宮で、「太陽の神・天照大御神（あまてらすおおみかみ）」への感謝を内宮で表すためです。

参拝順序	意味
外宮	日常の恵みへの感謝
内宮	国家・家族の繁栄と健康を祈る

また、古い作法では、参拝前に「二見興玉神社（ふたみおきたまじんじゃ）」で海水に触れ、身を清める「禊（みそぎ）」を行うのが正式な順序とされています。

この場合の流れは、二見の浜 → 外宮 → 内宮です。

初詣前に知っておきたいマナーと注意点

初詣では、以下のマナーを守ることで、より丁寧にお参りすることができます。

項目	内容
服装	露出を控えた清潔な服装を心がける
お賽銭	金額よりも感謝の気持ちが大切
手水舎	手と口を清めてから鳥居をくぐる
撮影	正宮内での写真撮影は禁止

正しい参拝の順序とマナーを理解することが、初詣の第一歩です。

伊勢神宮の初詣2026の参拝者数と混雑予想

次に、2026年の初詣における参拝者数と混雑の傾向を見ていきましょう。

例年のデータから混雑ピークや待ち時間の目安を知っておくと、訪問計画が立てやすくなります。

過去データから見る参拝者数の推移

2025年の三が日には、内宮と外宮あわせて約41万人が参拝しました。

以下は2025年の参拝者数データです。

日付	内宮の参拝者数	外宮の参拝者数
1月1日	117,509人	60,293人
1月2日	83,770人	39,236人
1月3日	78,411人	36,892人

この傾向から、2026年も前年を上回る人出が予想されます。

2026年の三が日混雑予想（時間帯別・エリア別）

元日から三が日にかけては、早朝を除きほぼ終日混雑します。

以下の表は、時間帯ごとの混雑レベルと待ち時間の目安です。

時間帯	混雑レベル	待ち時間の目安
0:00〜3:00	やや混雑	〜30分
4:00〜8:00	空いている	ほぼなし
8:00〜10:00	混み始め	30分〜1時間
10:00〜14:00	最も混雑	2〜3時間
14:00〜16:00	やや混雑	1〜2時間
16:00〜18:00	徐々に緩和	30分〜1時間
18:00以降	空いてくる	〜15分

特に元日の10:00〜15:00は、参拝列が最長となり、境内に入るまで数時間かかるケースもあります。

早朝参拝が最も快適であることを覚えておくとよいでしょう。

混雑ピークはいつ？待ち時間の目安と傾向

2026年も例年通り、元日午前中のピークは避けにくいと見られます。

ただし、1月2日以降は少しずつ人出が落ち着き、午後以降は30分前後で参拝できる時間帯もあります。

外宮のほうが内宮よりも混雑が緩やかな傾向があるため、時間に制限がある場合は外宮からお参りするのも一案です。

混雑を避けたいなら、三が日の早朝か4日以降が狙い目です。

伊勢神宮初詣2026の交通情報と駐車場事情

初詣シーズンの伊勢神宮周辺は、全国からの参拝客で大混雑します。

ここでは、車で訪れる方向けに、駐車場の空き状況や交通規制の情報を詳しく見ていきましょう。

内宮・外宮周辺の駐車場マップと満車時間帯

伊勢神宮には内宮・外宮それぞれに専用の駐車場がありますが、三が日は早朝から満車になることが多いです。

特に内宮周辺の「Bエリア」は人気が高く、午前7時台には満車になることもあります。

駐車場名	台数	利用時間	料金
A駐車場（障がい者専用）	指定あり	7:00〜19:00	初1h無料、以降30分100円
B3駐車場	73台	7:00〜19:00	〃
B4駐車場	98台	7:00〜19:00	〃
B5駐車場	625台	7:00〜17:00	〃
B6駐車場	335台	7:00〜19:00	〃

内宮に最も近いB3・B4駐車場は朝早くから混雑しますが、B5・B6駐車場なら比較的空きが見つかりやすいです。

外宮側は無料駐車場もありますが、利用時間は2時間までと制限があります。

外宮駐車場名	台数	利用制限
外宮第1駐車場	約50台	2時間まで無料
外宮第2駐車場	約210台	2時間まで無料
外宮第3駐車場	約60台	2時間まで無料
北参道広場駐車場	約120台	2時間まで無料

どの駐車場も午前中には満車になるため、朝7時以前の到着が理想です。

パーク＆バスライドの利用方法と料金

伊勢神宮では混雑緩和のため、「パーク＆バスライド」というシステムを導入しています。

これは、郊外の臨時駐車場に車を停め、シャトルバスで伊勢神宮へ向かう方式です。

実施日	時間帯	駐車料金	バス代
2026年1月1日〜4日、1月12日	9:00〜16:00	1,000円／台	無料

駐車場は「県営サンアリーナ」周辺で、伊勢二見鳥羽ライン・朝熊東ICからすぐの場所にあります。

専用レーンを使うため渋滞を避けられ、時間の節約になります。

伊勢IC・伊勢西ICの交通規制と注意点

初詣期間中（2025年12月31日〜2026年1月5日）は、伊勢IC・伊勢西ICの出口が一時的に閉鎖される時間帯があります。

特に午前9時〜午後4時は、内宮方面へマイカーで直接アクセスすることができません。

この時間帯は必ずパーク＆バスライドを利用しましょう。

対象IC	規制時間	備考
伊勢IC	9:00〜16:00	内宮方面出口閉鎖
伊勢西IC	9:00〜16:00	一部時間帯で通行止め

渋滞を避けるには、早朝（午前7時前）または夕方以降の移動をおすすめします。

車でのアクセスは計画的に。ナビより現地の規制情報を優先しましょう。

公共交通機関でのアクセスとおすすめルート

混雑を避けるなら、車よりも公共交通機関を使うのが断然おすすめです。

ここでは、電車・バス・タクシーを利用したアクセス方法と、混雑を避けるためのポイントを紹介します。

主要駅からのアクセス方法（近鉄・JR）

伊勢神宮の最寄駅は、「伊勢市駅」「宇治山田駅」「五十鈴川駅」の3つです。

目的地	最寄駅	所要時間
外宮	JR・近鉄「伊勢市駅」	徒歩5分
内宮	近鉄「五十鈴川駅」	バス6分／タクシー約5分
内宮（広域アクセス）	近鉄「宇治山田駅」	バス10分

特に「宇治山田駅」からのバスは本数が多く、内宮へ最もスムーズにアクセスできます。

バス・タクシー利用のポイント

伊勢市駅・宇治山田駅からは、三重交通バスが約10分おきに運行しています。

ただし、三が日の日中はバス乗り場も混雑するため、時間に余裕をもって行動しましょう。

出発地	行き先	運賃	所要時間
宇治山田駅	内宮前	440円	約10分
伊勢市駅	外宮前	190円	約5分

また、家族連れや荷物の多い方は、タクシーの利用もおすすめです。

伊勢市内は初乗り料金も比較的安く、外宮から内宮までなら10分前後・約1,200円で移動できます。

混雑を避けるための最短移動ルート

伊勢神宮参拝の定番ルートは以下の通りです。

ルート名	所要時間	ポイント
外宮 → 内宮（バス）	約15分	正式な参拝順序でスムーズ
外宮 → 内宮（徒歩）	約50分	道中におかげ横丁など観光スポット多数
外宮 → 内宮（自転車）	約20分	レンタサイクル利用も人気

もし混雑時にバスが満席だった場合は、徒歩での移動もおすすめです。

参道には飲食店や土産店が並び、観光気分で楽しめます。

外宮から内宮へのルートを把握しておくと、混雑時でも迷わず移動できます。

混雑を避けて快適に参拝する7つの方法

伊勢神宮の初詣は全国でも有数の人気を誇り、毎年多くの人が訪れます。

ここでは、少しの工夫で混雑を避け、快適に参拝できる7つの方法を紹介します。

早朝・夜間参拝のメリット

最も混雑を避けやすいのは早朝4時〜8時、または夕方18時以降です。

この時間帯は参拝者が少なく、静かな雰囲気の中でお参りできます。

特に夜間はライトアップされた参道が幻想的で、日中とは違った魅力があります。

時間帯	混雑度	おすすめポイント
4:00〜6:00	◎	静寂に包まれた神聖な時間帯
6:00〜8:00	○	日の出を見ながら清々しい気分で参拝
18:00〜21:00	○	ライトアップされた境内が美しい

気温が低いため、防寒対策は必須です。手袋やカイロを持参しておきましょう。

三が日以外に行くならいつがベスト？

混雑を避けたい場合は、1月4日以降〜中旬が狙い目です。

この時期は人出が落ち着き、駐車場や参道もスムーズに移動できます。

日程	混雑状況	特徴
1月1日〜3日	混雑ピーク	待ち時間2〜3時間
1月4日〜7日	やや混雑	比較的スムーズに参拝可能
1月8日以降	落ち着く	待ち時間ほぼゼロ

地元の方の中には「松の内」（1月7日頃）を過ぎてから参拝する人も多く、静かな境内でゆったり過ごせます。

宿泊・ツアー利用でスムーズに参拝するコツ

三が日は交通規制が多く、車での移動が大変です。

そんなときはツアーやホテル宿泊を利用するのが賢い選択です。

方法	メリット
バスツアー	渋滞を避けられ、参拝時間が確保できる
ホテル前泊	早朝から行動でき、駐車場も確保しやすい

特にツアーでは、専用ルートや添乗員の案内があるため、初めての方でも安心です。

「交通＋参拝＋観光」がセットになったツアーも多く、お得に楽しめます。

伊勢神宮周辺の宿泊情報とおすすめホテル

混雑を避けたい方には、伊勢市内や近郊での前泊・後泊が断然おすすめです。

ここでは、アクセスが良く口コミ評価の高いホテルを中心に紹介します。

外宮・内宮にアクセスしやすいホテル

外宮・内宮のどちらにもアクセスしやすいホテルを選ぶと、移動がスムーズになります。

ホテル名	特徴	アクセス
コンフォートホテルERA伊勢	モダンな内装と無料朝食が好評	外宮まで徒歩5分
伊勢シティホテル	リーズナブルな価格と清潔感	外宮まで徒歩10分
千の杜（せんのもり）	温泉付きで旅の疲れを癒せる	内宮まで車15分

宿泊先を選ぶ際は、「駐車場無料」「朝食付き」「温泉付き」など、自分の優先ポイントを明確にしておくと選びやすいです。

前泊・後泊で混雑を回避する方法

前泊すれば早朝参拝が可能になり、渋滞を避けて落ち着いてお参りできます。

また、後泊をすれば帰りの混雑を避けて、周辺観光をゆっくり楽しめます。

宿泊タイミング	おすすめポイント
前泊	朝一番で参拝できる・交通規制の影響を受けにくい
後泊	人混みを避けて帰れる・観光時間を確保できる

とくに三が日の午前中に参拝したい方は、前泊が断然おすすめです。

ホテルを拠点に動くと、初詣が一気に快適になります。

宿泊者限定の初詣プラン・特典まとめ

伊勢市内のホテルの中には、初詣シーズン限定の特典付きプランもあります。

プラン内容	特典
早朝参拝サポートプラン	モーニング付き・送迎バスあり
年始限定プラン	お守り・伊勢うどん食事券付き
連泊割引プラン	観光スポットの割引チケット付き

これらのプランは年末になるとすぐ満室になるため、予約は11月中が理想です。

「宿泊で初詣をゆったり楽しむ」ことこそ、真の混雑回避術です。

まとめ｜2026年の伊勢神宮初詣を快適に楽しむために

ここまで、伊勢神宮の初詣2026に関する混雑予想や交通情報、快適に参拝するための工夫を紹介してきました。

最後に、押さえておきたいポイントを整理しておきましょう。

項目	ポイント
混雑ピーク	元日10:00〜15:00は要注意。2〜3時間待ちの可能性あり。
おすすめ時間帯	早朝4:00〜8:00、または夕方18:00以降が狙い目。
駐車場	B5・B6駐車場は比較的空きあり。パーク＆バスライドの活用が便利。
交通規制	1月1日〜4日は伊勢IC・伊勢西ICが一部通行止め。公式交通マップを要確認。
混雑回避策	三が日を避けて1月中旬以降に参拝するのもおすすめ。
アクセス	公共交通機関（近鉄・JR＋バス）が最もスムーズ。
宿泊	前泊して早朝参拝するのが最も快適。