カールソン氏が、ロシアのクレムリンで行った6日のインタビューで、西側諸国がロシアに対して不当な圧力をかけ続け、戦争の原因を作ったことに対する不満を述べました。
プーチン氏は、その例として、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大や、ロシア政府の転覆を図った米CIAによるコーカサス地域の分離主義運動の支援、そして対ロシアを意図したと見られるミサイル防衛システムの構築を挙げました。
プーチン氏は、西側との関係修復に努めるべきだと感じ、こうした圧力に慎重に対応しつつ、解決策を見つけるために何度も対話を試みたが、西側が期待を裏切ったと問題視しています。
たとえば、2000年にプーチン氏が米国の大統領であるクリントン氏との交渉で、ロシアがNATOに加盟できる可能性を問いただすと、クリントン氏は「はい」と答えました。
しかし、クリントン氏がその後側近に相談すると、回答は「いいえ」に変わりました。このことから、プーチン氏はロシアが西側諸国にとって歓迎されていないと感じたと伝えられています。